若い星団の中に隠れたブラックホール発見、近隣の銀河に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
16万光年先にある大マゼラン雲の中にある恒星数千個からなる星団NGC1850/M. Romaniello/ESA/NASA/ESO

16万光年先にある大マゼラン雲の中にある恒星数千個からなる星団NGC1850/M. Romaniello/ESA/NASA/ESO

「今回示した結果はお尋ね者の1人を示したに過ぎないが、1人が見つかれば、他の集団にいるたくさんの犯人を見つける道筋がつく」(サラチーノ氏)

目に見えないブラックホールは見つけるのが困難だが、その動きによって存在が明らかになる傾向がある。周囲の物質を飲み込む際にエックス線が放出されたり、他のブラックホールや密度の濃い中性子星とぶつかるときに重力波が発生したりする。

だが、すべてのブラックホールが等しく作られているわけではない。今回発見されたものは小さめで、他の多数の星と異なる特有の動きをする恒星を観察することでしかその存在を確認できなかった。

今後はこの方法を使って他の若いブラックホールを探してその進化を理解したり、より年老いた星団にある大型のブラックホールと比較してブラックホールの成長を解明することにつながる可能性がある。

「宇宙」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]