南極上空のオゾンホール、南極大陸上回る大きさに

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予測されるオゾン濃度の高度分布。黄色、オレンジ、赤の領域は高いオゾン値、緑や青の領域は低い値を示している/Copernicus Atmosphere Monitoring Service/ECMWF

予測されるオゾン濃度の高度分布。黄色、オレンジ、赤の領域は高いオゾン値、緑や青の領域は低い値を示している/Copernicus Atmosphere Monitoring Service/ECMWF

南半球のオゾンホールは通常、塩素や臭素といった化学物質が成層圏に運ばれ、冬季に触媒反応を起こすことで形成される。地球の上空を循環する冷たい空気の渦である極渦により成層圏大気が周囲から孤立するなか、これらの化学物質でオゾン層が破壊される。

春の後半に成層圏の温度が上昇し始めるとオゾン層の喪失ペースは落ちる。極渦も弱まり、やがて消滅するので、たいてい12月までにオゾンの濃度は通常の水準に戻る。

CAMSがコンピューターモデルや衛星を使用して観測したところ、オゾン層は現在修復の兆候を見せているものの、完全な修復は2060年代、もしくは70年代までかかる見込みだという。これはオゾン層を破壊するクロロフルオロカーボン類(フロン類)の使用制限の効果が表れるのに時間がかかるとみられるため。

フロン類などオゾン層を破壊するおそれのある物質は1987年のモントリオール議定書で初めて規制対象となった。米環境保護局(EPA)によると、2030年までに段階的に廃止される見通し。

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