ロッキー山脈に隠した財宝、ついに見つかる 10年で35万人が宝探し

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「宝探し」の仕掛け人のフォレスト・フェンさん=2016年6月/Nick Cote/The New York Times/Redux

「宝探し」の仕掛け人のフォレスト・フェンさん=2016年6月/Nick Cote/The New York Times/Redux

(CNN) 過去十年以上にわたり、世界中から訪れた数十万人がロッキー山脈に分け入って探し求めてきた財宝が、ついに発見された。宝探しを仕掛けた美術商のフォレスト・フェンさん(89)が7日、自身のウェブサイトで発表した。

フェンさんが隠した宝箱には、金塊やルビー、エメラルドなどの宝飾品が詰まっていた。

「それは星空の下、ロッキー山脈のうっそうとした森林の中にあった。私が10年以上前に隠した場所から動かされていなかった」とフェンさんは記している。「探し当てたのは私の知らない人だった。だが私の詩が、彼を正確な場所に導いた」

フェンさんが地元メディアに語ったところによると、財宝は匿名の男性によって数日前に発見された。この男性からフェンさんのもとに、見つかった財宝の写真が送られてきたという。

財宝には推定100万ドル(約1億1000万円)以上の値打ちがある。フェンさんが宝探しを仕掛けたのは、人々に自然を探検してもらい、金融危機の影響を受けた人に希望を持ってもらうのが狙いだった。

謎を解くカギは、フェンさんが2010年に出版した自伝「The Thrill of the Chase(追跡のスリル)」の中の24行の詩に隠されていた。

フェンさんの推定では、世界中から宝探しに訪れた人は35万人に上る。仕事をやめて宝探しに没頭した人や、命を落とした人もいた。

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