ISSで女性だけの船外活動実施へ、史上初 NASA

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アン・マクレインさん(左)とクリスティーナ・コックさんが初の女性だけによる宇宙遊泳を行う/AFP/TASS/Getty Images

アン・マクレインさん(左)とクリスティーナ・コックさんが初の女性だけによる宇宙遊泳を行う/AFP/TASS/Getty Images

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は16日までに、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する女性の宇宙飛行士2人が今月29日、一緒に船外活動に従事する計画を明らかにした。女性飛行士だけによる宇宙遊泳は史上初めて。

2人は、ISSの第59次長期滞在員となっているアン・マクレインさんとクリスティーナ・コックさん。米ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターにはカナダ宇宙庁の女性の飛行統制官が詰めて2人を支援する。

NASAの女性の報道担当者はCNNに寄せた声明で、女性2人による宇宙遊泳は計3回予定されている船外活動の中の2回目。マクレインさんは3月22日に男性の飛行士と一緒の船外活動にも臨むとも説明した。

宇宙遊泳に挑む女性飛行士2人の他、全般的な飛行責任者や船外活動に関連する飛行責任者も女性が務めるとも付け加えた。

NASAの公式サイトによると、船外活動は約7時間続く。

マクレインさんとコックさんは2013年に飛行士候補として選抜された。同年の試験には過去2番目に多い6100人以上が応募し、合格者の半数は女性。また、飛行責任者の直近のクラスも半数が女性となっている。

マクレイン飛行士は現在、第58次長期滞在員としてISSに滞在中。コック飛行士は今月14日に第59次、第60次の滞在員として派遣された。マクレインさんにとっては初の宇宙滞在で、コックさんには初の宇宙飛行だった。

NASAによると、船外活動は宇宙実験の実施や新たな装備品の試験などが目的。衛星や宇宙船の修理なども求められる。

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