脱獄企てるも見つかる、歯みがき粉とトイレットペーパーを駆使 豪刑務所

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受刑者は発覚を避けるため、壁に歯みがき粉を塗ってトイレットペーパーを張り付けていた/Corrective Services New South Wales

受刑者は発覚を避けるため、壁に歯みがき粉を塗ってトイレットペーパーを張り付けていた/Corrective Services New South Wales

(CNN) オーストラリアの刑務所で脱獄を企てた受刑者2人が、歯みがき粉とトイレットペーパーで痕跡を隠しながらトンネルを掘っているのが見つかり、当局に脱獄を阻止された。

ニューサウスウェールズ州司法当局の26日の発表によると、シドニー西方のバサースト刑務所で服役していた男性受刑者2人は、壁に歯みがき粉を塗ってトイレットペーパーを張り付け、脱獄目的で掘った痕跡を覆い隠そうとしていた。

しかし看守が26日の定期点検の最中に、監房の壁の破損に気付き、詳しく調べた結果、コンクリートが掘られたような形跡があり、砂岩でできた壁の一部のしっくいがはがされているのを発見した。

掘られた場所の大きさは横45センチ、縦28センチで、深さは18センチに達している箇所もあった。

受刑者2人はトンネルのことは知らなかったと主張しており、警察が捜査を続ける間、別の監房に収監されている。

州当局は、不審に思って監房を点検した看守の「好奇心」を評価した。

同州司法当局によると、州内の脱獄件数はここ数十年で減少している。1983~84年の1年間で183件に上っていた脱獄は、昨年1年間では10件にとどまった。

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