2024年に火星へ有人飛行、米スペースXが計画発表
香港(CNNMoney) 米宇宙ベンチャー「スペースX」が2024年に火星への有人飛行を実現させる計画であることが2日までにわかった。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が明らかにした。
マスクCEOはオーストラリアで開催の国際宇宙会議(IAC)で、この計画を発表した。マスクCEOはまた、火星での発電や採鉱、生命維持を支援するシステムを設置するために少なくとも2機の貨物用宇宙船を22年に火星に着陸させることを目指すと明らかにした。
こうした期限に間に合わせるために、スペースXは来年半ばまでに最初の宇宙船の製造を開始する計画だという。
火星への移住を目指す人々は、宇宙船「BFR」で宇宙を旅する。搭乗する約100人は40室以上のキャビンに分かれ、船内には広い共有スペースや娯楽用の設備が用意される見通し。
BFRの利用方法は火星への旅以外にもあるかもしれない。マスクCEOは、BFRによって地球上の都市から都市へ、驚くほど短時間で移動できるようになるかもしれないと指摘。米ニューヨークから上海へは39分で移動できるとしている。