母と2人の息子、DNA鑑定手掛かりに46年ぶり再会 米

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46年ぶりに母子が再会、米

(CNN) 1971年にプエルトリコで離ればなれになった2人の息子と母親が、DNA鑑定を通じて互いを見つけ、このほど米テキサス州ダラスの国際空港で46年ぶりに再会を果たした。

アントニー・ウィッグズさん(46)と兄のレイモンド・エブリューさん(47)は、空港の到着ロビーで落ち着かない様子だった。やがてアントニーさんが、サングラス姿の1人の女性に目をとめる。

「エルシー?」。アントニーさんが声をかけた。母エルシー・ラミレスさん(64)だった。46年ぶりに抱き締めた2人の息子に、母は「アイラブユー」とささやいて、何度も何度も頬にキスし続けた。

エルシーさんは1971年、夫との関係が破綻(はたん)して、当時住んでいたプエルトリコを離れた。夫婦関係が悪化して間もなく、まだ幼かった2人の息子は現地の福祉局の介入によって母親から引き離され、兄のレイモンドさんは祖父母に引き取られて、後に父親が米テキサス州へ連れて行った。

一方、弟のアントニーさんはマータ・ウィッグズさん夫妻の養子になり、一家でカリフォルニア州に転居した。

エルシーさんはプエルトリコからマサチューセッツ州に移った後、必死になって2人の息子を探そうとしたが、見つけることができず、ずっと苦痛にさいなまれていたという。

成長したアントニーさんは自分の出生に関心を持ち、養母が見せてくれた出生証明書を手がかりに、毎日電話帳を調べてはプエルトリコやニューヨークやフロリダに電話をかけ続けた。ある時、テキサス州に住んでいたレイモンドさんの元妻と連絡が取れ、28歳になっていた兄レイモンドさんと再会した。

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