4ドルの「過剰請求」にクレーム、一転謝罪 ハーバード大准教授

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4ドルの「過剰請求」にクレームをつけた准教授が一転して謝罪することに

4ドルの「過剰請求」にクレームをつけた准教授が一転して謝罪することに

(CNN) 米ハーバード大学経営大学院の准教授が、たった4ドルが原因で「ネットで最も嫌われた男」になり、ついには謝罪に追い込まれるという出来事があった。

ボストン・ドット・コムによれば、ことの始まりは先週、同大学院のベン・イーデルマン准教授がボストンにある家族経営の中華料理店で食事をテークアウトしたこと。ガーリックソースを使った鶏肉のいためものなど4品を注文したが、ウェブサイトの情報から予想していた額よりも支払額が4ドル多かったため、「1品につき1ドル上乗せされた」と准教授は考えた。

准教授からの苦情メールに応対したのは、中華料理店の経営者の息子で有名バーテンダーのラン・ドゥアン氏。ドゥアン氏は、サイトの情報が古いままになっていたと謝罪し、訂正を約束した。

これに対し、「ネット界の保安官」を自任し、弁護士でもあるイーデルマン准教授は「広告と異なる料金を徴収するのは州法違反だ」と返答。法の規定に基づき差額の3倍、すなわち12ドルを返金するよう求めた。

ドゥアン氏が3ドルの返金を申し出ると、イーデルマン准教授は「法令違反に対してあまりにも軽い制裁金だ」などと反論。地元当局に通報したから「(店は)被害を受けたすべての客を割り出し、全員に返金」しなければならなくなるだろうと書くなど、3日間にわたってドゥアン氏とやり取りを続けた。

こうした一連のやり取りが明らかになると、准教授はツイッターで激しい非難を浴びた。経営大学院の学生の一部は、准教授のせいで悪化した大学のイメージを取り戻すために慈善活動を始めた。

そして10日、准教授は自らのウェブサイトで「やり過ぎだった」と述べるとともに「申し訳なかった」と謝罪した。

もっとも、店側にとっては宣伝になったようだ。口コミサイトではここ数日、店に対する好意的なコメントが相次いでいる。

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