トリケラトプスの角、発達に100万年 米研究

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トリケラトプスのイメージ図=モンタナ州立大提供

トリケラトプスのイメージ図=モンタナ州立大提供

(CNN) 恐竜トリケラトプスの名は、ギリシャ語で「3本の角を持つ顔」を意味する。その角は100万年以上の年月をかけて発達したとの説を、米モンタナ州立大学の研究チームが3日までに発表した。

同大学のジョン・スキャネラ氏が率いるチームは、モンタナ州南東部にある白亜紀末期の地層群、ヘルクリーク層に通い、トリケラトプス50頭余りの頭がい骨の化石を調べた。

トリケラトプスはこの時代に生息した大型の恐竜で、体長約9メートル、体重は約7トンにも達したとされる。これまでにヘルクリーク層から出土した化石の研究で、一生のうちに頭がい骨や角の形が変化したことが分かっている。

スキャネラ氏らは15年に及ぶ研究の結果、トリケラトプスが生息した100万~200万年の間に、種全体としても大きな変化が起きたことを突き止めたという。

初期のトリケラトプスは3本の角のうち鼻の近くにある1本が短く、長いくちばしがあった。年月を経るにつれて鼻の角は長く、くちばしは短くなっていったと考えられる。

研究の成果をまとめた論文は米科学アカデミー紀要に掲載された。

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