直径15メートルの巨大電磁石、5千キロの大輸送 米

輸送のイメージ。巨大電磁石を5000キロにわたり運搬する=ブルックヘブン国立研究所提供

輸送のイメージ。巨大電磁石を5000キロにわたり運搬する=ブルックヘブン国立研究所提供

(CNN) 米エネルギー省の科学実験に使われている直径約15メートル、重さ約15トンの電磁石が近く、ニューヨーク・ロングアイランドからシカゴ郊外の研究施設へ移されることになった。海上と陸上の距離を合わせて5120キロという大掛かりな移動になる。

電磁石は現在、ブルックヘブン国立研究所に設置されている。これをはしけに載せてフロリダ半島を回り、メキシコ湾岸からトラックで北上して、シカゴの郊外にあるフェルミ国立加速器研究所まで運ぶ計画。今月22日から来月にかけて実施される予定だ。

電磁石は非常に壊れやすく、部品のコイルを2~3ミリ曲げただけで精度が下がってしまう。トラックのスピードは時速約8キロに抑える必要があるため、交通の妨げにならないよう高速道路はほとんど夜間に走るという。運搬の様子はフェルミ研究所のウェブサイトで追跡できる。

運搬後は「ミュー粒子」という素粒子の測定に使われる。目標とされる精度は10億分の140で、これはフットボール場の長さを髪の毛の太さの10分の1の単位まで測定する割合に等しいという。科学者らによれば、現時点での予測値と大きく異なる結果が出た場合、素粒子物理学の常識が覆ることも考えられる。

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