マナティー174頭赤潮で死ぬ 米フロリダ沖

2013.03.12 Tue posted at 12:40 JST

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(CNN) 米フロリダ州南西沖に生息する哺乳類のマナティーが、赤潮の影響で大量死している。州当局は11日、1月以降174頭が死んで、過去最悪の数字に達していることを明らかにした。

この海域ではほぼ毎年、プランクトンが大発生する赤潮が観測される。2~3週間で終わることもあるが、今年はマナティーの生息場所で長期間続き、赤潮が原因の毒素を海草とともに摂取したマナティーが中毒を起こしているという。

中毒では動作や平衡感覚をつかさどる中枢神経が侵され、けいれんや水面での呼吸が困難になって死に至る。

同州の魚類野生生物保護委員会は今年に入ってこれまでに、赤潮の影響を受けたマナティー12頭を保護した。中毒症状を示すマナティーを発見したら通報するよう、住民に呼び掛けている。

同委員会によれば、メキシコ湾の赤潮は人間活動による汚染などとは関係なく、通常、海岸から数十キロ離れた海域に発生することが多い。古くは18世紀の発生も記録されている。

マナティーは1973年に制定された米絶滅危惧種法で「絶滅危惧種」に指定されたが、その後の保護努力で数が増え、現在はより危険度の低い分類への切り替えが検討されているという。

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