小5児童が同性婚スピーチ、校長に止められるもネットでは大反響 米NY
(CNN) 米ニューヨーク市の小学5年生の児童が同性婚をテーマに行った演説がインターネットで大きな話題を呼んでいる。当初「内容が不適切」として演説を認めなかった学校側は反響を受けて態度を一変、児童は市議会にも招かれて演説を行った。
話題の主はニューヨーク市クイーンズの小学校に通うキャメロン・スレード君(10)。学校のスピーチ大会で同性婚をテーマにスピーチしようとしたところ、校長がふさわしくないと判断し、出場をやめさせた。
しかしスレード君が原稿を読み上げる映像が動画共有サイトのユーチューブに投稿され、この経緯がインターネットでまたたく間に知れ渡った。原稿は「オバマ大統領と同じように、僕もすべての人々が自分の望む相手と結婚する権利を持つべきだと思います」と訴える内容だった。
スレード君はその後、学内の別の集会でスピーチすることが認められ、先週にはニューヨーク市議会にも招かれて同性婚支持を訴えた。
CNNにも出演したスレード君は同性婚のテーマを選んだ経緯について、「スピーチ大会でありきたりなことはやりたくなかった。お母さんに『同性婚の話はどう? オバマ大統領も支持しているから』と勧められた」と打ち明け、その勧めに従ったのは「普段の生活のことだから」と淡々と話している。