エアバス、インド格安航空から500機受注 商用航空史上最大

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印ムンバイの空港に駐機中の、格安航空会社インディゴの旅客機/Francis Mascarenhas/Reuters

印ムンバイの空港に駐機中の、格安航空会社インディゴの旅客機/Francis Mascarenhas/Reuters

ロンドン(CNN) 欧州エアバスは19日、インドの格安航空会社インディゴから「A320ファミリー」500機の発注を受けたと明らかにした。商用航空史上最大規模の受注となる。

機体の引き渡しは2030~35年に行われる予定。

エアバスは声明で、「単一の購入契約としては商用航空史上で最大の規模になる」と説明した。インディゴが発注したエアバス機の総数はこれで1330機になった。

公式サイトによると、インディゴは06年創業で、市場シェアでインド最大の規模を誇る航空会社となっている。昨会計年度の乗客数は8600万人だった。

航空会社はインドの好調な経済や、将来的な航空需要の拡大につながりうる人口増を商機とみて、熱視線を送っている。2月にはインディゴの競合エア・インディアがエアバスとボーイングに470機あまりを発注した。

IT企業もこの点に注目しており、顧客層の大幅な拡大を見込んでインドでの生産を拡大したり、新店舗を開設したりする動きが出ている。

国際通貨基金(IMF)はインドの今年の国内総生産(GDP)伸び率が5.9%に上り、全ての主要な新興国と先進国を上回ると予想。国連も4月、インドの人口が今年半ばまでに14億3000万人に達し、中国を抜いて世界一になるとの試算を発表した。

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