ベルギー税関、米国産「ビールのシャンパン」2千缶あまりを廃棄

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ベルギー税関が米国産のビール「ミラー・ハイライフ」2352缶を廃棄処分にした/Comite Champagne/AP

ベルギー税関が米国産のビール「ミラー・ハイライフ」2352缶を廃棄処分にした/Comite Champagne/AP

(CNN) ベルギー税関が米国産のビール「ミラー・ハイライフ」に付けられた「ビールのシャンパン」というキャッチフレーズを不適切と判断し、このほど2352缶を廃棄処分した。

このキャッチフレーズをめぐっては、「シャンパン」という用語はフランス・シャンパーニュ地方の伝統的な製法でつくられたスパークリングワインにしか使うことができないとして、業界団体のシャンパーニュ委員会が苦情を申し立てていた。

真のシャンパンの製造に使用できるのは、シャルドネ種、ピノノワール種、ピノムニエ種のブドウのみとされている。

このためシャンパーニュ委員会は、保護された呼称が侵害されたとしてミラー・ハイライフの廃棄を求めた。

ミラー・ハイライフは1903年に米国のメーカーが発売し、3年後に「瓶ビールのシャンパン」というキャッチフレーズの使用を開始。69年には「ビールのシャンパン」に短縮された。

今回廃棄されたビールはドイツに輸出される予定だったが、今年2月、ベルギーのアントワープ港で足止めされて、4月17日に廃棄された。

シャンパーニュ委員会は、缶ビールの廃棄にあたっては「環境を最大限に尊重し、中身も容器も全て環境に優しい方法でリサイクルを徹底させた」としている。

ベルギー税関総局は、原産地呼称については年間何千件ものチェックを行っていると述べ、「今回のように、もし偽りが証明されれば、そうした商品を廃棄する決定や方法について互いに相談し、廃棄している」と説明する。

シャンパーニュ委員会は、ベルギー税関との協力関係がうまくいったと評価、「欧州連合(EU)が原産地呼称を重視していることが確認され、自分たちの呼称を守ろうとするシャンパーニュの住民の決意が報われた」とコメントしている。

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