イーロン・マスク氏、長者番付で首位陥落 米誌フォーブス

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イーロン・マスク氏が米誌フォーブスの年間長者番付で2位に陥落/Jim Watson/AFP/Getty Images

イーロン・マスク氏が米誌フォーブスの年間長者番付で2位に陥落/Jim Watson/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米誌フォーブスが毎年公表する長者番付で、米電気自動車大手テスラやSNSツイッターの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏がトップの座から陥落したことが分かった。純資産は推計1800億ドル(約23兆6600億円)と、前年から390億ドル減少した。

代わってトップに立ったのは、仏高級ブランド、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー会長。純資産はここ1年で500億ドルあまり増え、2110億ドルになった。

これはマスク氏にとって意外な結果ではないだろう。毎日更新されるフォーブスの「リアルタイム長者番付」ではここ数カ月、マスク氏の地位が揺らいでおり、アルノー氏と順位が頻繁に入れ替わっている状況だ。

ただ、今回のリストは年単位で資産を追跡したものになる。フォーブスはマスク氏の資産が減った理由について、テスラ株を原資にした440億ドル規模のツイッター買収が投資家を敬遠させ、昨年のテスラ株急落を招いたためだと説明。今年に入りテスラ株はかなり持ち直したものの、依然としてツイッター買収前の水準を大きく下回る。

テスラ株は昨年のツイッター買収以降に50%下落しており、マスク氏の首位陥落はツイッター買収で自ら招いた部分が大きいと、フォーブスは指摘している。

米アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏は今回のリストで最大となる570億ドルを失い、2位から3位に転落した。アマゾンの株価が昨年40%近く下落したことが要因と考えられる。

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