トランプ前大統領の起訴内容、わかっていること

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公表された起訴状/Rebecca Wright/CNN

公表された起訴状/Rebecca Wright/CNN

(CNN) 米ニューヨーク州大陪審がトランプ前大統領に対して行った起訴の内容が4日、開示された。トランプ氏弁護団や市民にとって、初めて起訴内容の詳細を知る機会となった。

トランプ氏は問われた34の重罪に無罪を主張した。

マンハッタン地区検察はトランプ氏の大統領在任中から捜査を開始。大統領選投票日直前の2016年10月に当時の同氏の個人弁護士マイケル・コーエン氏がポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏に支払った13万ドルに関連した捜査だった。コーエン氏はダニエルズ氏に、トランプ氏との10年前の疑惑の関係の口止め料として支払いを行った。

検察は4日、トランプ氏が16年大統領選の完全性を損なう違法な共謀に加わったと主張。13万ドルの支払いを含め、不利な情報を抑える違法な計画の一部を形成していたと述べた。

検察はトランプ氏がビジネス記録改ざんの罪を犯したのは「立候補を有利にする」目的が一部にあったと述べた。共謀罪では起訴をしていない。

起訴状によれば、トランプ氏の罪状はすべて、トランプ氏一族の中核企業「トランプ・オーガニゼーション」のビジネス記録にある具体的な記帳に関するもの。検察は、トランプ氏がビジネス記録の誤った記帳を繰り返し行わせたと主張している。

トランプ氏はこれまで本件での違法行為を繰り返し否定。正式起訴の報道後もマンハッタン地区検事や民主党員に対する批判を続けている。

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