テスラ、売り上げ2.4兆円で過去最高益を更新

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テスラが市場予想を大幅に上回る形で過去最高益を更新した/Mario Tama/Getty Images

テスラが市場予想を大幅に上回る形で過去最高益を更新した/Mario Tama/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米電気自動車(EV)大手テスラがまたもや記録的な利益を計上した。自動車業界を悩ませているサプライチェーン(供給網)問題を克服し、第1四半期決算は市場予想を大きく上回った。

売上高は188億ドル(約2兆4000億円)で、第4四半期比6%増、前年同期比81%増だった。

調整後利益は37億ドルで、調査会社リフィ二ティブのアナリスト予想26億ドルを大幅に上回り、また、1年前の11億ドルの3倍以上となった。昨年第4四半期に記録した29億ドルを30%上回った。

しかし、テスラは今後の見通しについてサプライチェーンの問題から免れることはできないと警告し、「工場をフル稼働させる能力」が制限され、こうした状況は年内ずっと続く可能性が高いと付け加えた。

同社はまた、中国における新型コロナウイルス感染症の発生と都市封鎖(ロックダウン)規制により、今月初めに上海工場の一時閉鎖を余儀なくされた。

「最近の新型コロナ感染者の増加は、当社のサプライチェーンと工場の運営に重くのしかかっている」とし、「さらに、一部の原材料の価格はここ数カ月で何倍にも上昇している。コスト構造へのインフレの影響は製品価格の調整に影響している」と説明した。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「テスラ上海はすさまじい勢いで復活しつつある」と投資家向け電話会議で語った。同氏によると、同社は今年150万台生産できるはずで、これは昨年から50%強の増加となる。

マスク氏はまた「基本的に今後数年間は年間成長率50%を継続できると考えている」とも述べた。

決算報告を受けてテスラの株価は時間外取引で4%上昇した。

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