米サウスウェスト航空で酒類提供へ、大手で残るのは1社

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米サウスウェスト航空が機内での酒類の提供を再開すると発表した/Kevin Dietsch/Getty Images

米サウスウェスト航空が機内での酒類の提供を再開すると発表した/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米サウスウェスト航空は5日までに、2020年3月に中止した機内でのビール、ワインや度数の高いアルコール類の販売サービスを今月16日から再開すると発表した。

米国の航空会社大手の4社のうち機内でのアルコール類販売の再提供に踏み切っていないのはアメリカン航空のみとなる。

サウスウェスト航空はまた、炭酸飲料やホットチョコレートなど非アルコール類の飲み物の選択肢も16日から増やす。

これらの飲み物サービスは飛行距離が176マイル(約283キロ)以上の便で導入する。

同社の乗客サービス担当幹部は報道発表文で、顧客は飲み物の選択肢拡大を要望してきたと説明。半面、同社の客室乗務員で組織する組合はアルコール飲料サービスの再開は機内の安全確保に逆行し無責任な措置と反発している。

組合は声明で、機内での飲酒は乗客の素行の悪さにつながる恐れがあり、連邦政府が定めるマスク着用の義務化を困難にして乗務員を危険な事態にさらしかねないと主張した。

米国の4大航空を見た場合、ユナイテッドは昨年11月に度数の高いアルコール類の販売を再開。デルタは昨年4月までに一部の国内線を含めての提供を再び始めた。アメリカンはCNNの取材に、大半のエコノミー席での販売再開の時期は決めていないとした。

新型コロナウイルス禍の到来で機内での乗客の規則違反の行為の多発が目立っているが、飲酒が絡む深刻な事例も報告されている。昨年は当該の件数が過去最悪の水準にも達していた。

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