反ワクチン掲げるレストラン、顧客に「未接種証明」求め批判殺到 米加州

カリフォルニア州ハンティントンビーチ(KABC) 米カリフォルニア州南部のハンティントンビーチで、イタリアンレストランのオーナーが顧客に対し新型コロナウイルスワクチンを接種していない証明を求めるとする告知を行い、激しい批判にさらされている。オーナーは28日までに批判に真っ向から反論。ワクチンに反対する自身の行動は「米国の自由を守る」ためのものだと主張した。

同レストランは店舗外に掲示したビラとソーシャルメディアを通じ、顧客にワクチン未接種の証明を求めると通告している。ビラには「告知:ワクチン接種を受けていない証明を求める。当店は背信的、反米国的な愚行を一切容認しない。御一考のほどを」とある。

近隣の理髪店で散髪中の女性は、当該のオーナーがマスクにもワクチンにも反対の立場を取っていることは知っていると証言。パンデミック(世界的大流行)の間ずっと、店頭やオンラインでその姿勢を公表していたという。

女性はワクチンを接種済みだがレストランの告知は気にしておらず、接種を入店の条件とする他の店に行くだけだと話す。

ただ多くの人々はこの店に対して批判的だ。レビューサイトのYelp(イェルプ)では大量の低評価が付き、コロナで亡くなった人への侮辱だといった内容の非難のコメントも寄せられた。

注目の高まりを受け、イェルプは当該ページへの投稿を一時不可能な状態にした。

これに対しオーナーは、批判への回答をフェイスブックに投稿。現在嫌がらせの電話が鳴りやまず、レビューへの大量の低評価に加え脅迫も受けていると明かす一方で、こうした被害に遭うのは店にとってむしろ名誉なことだとの認識を示した。

そのうえで「批判者全員を相手にできるのはありがたい。これは米国民の権利と自由を守る戦いだ。かかってこい!」と付け加えた。

ハンティントンビーチがあるオレンジ郡の感染状況を見ると、先月15日に経済活動を再開した直後から感染者が増え始めているのが分かる。当時、郡の公衆衛生当局が報じた感染者は191人だったが、1カ月でその数は10倍近くに跳ね上がった。

データによると、感染者の増加は主としてワクチンを接種していない人の間で起きている。26日の時点で、人口10万人当たりの1週間平均の感染者数はワクチン未接種者で15人超なのに対し、接種済みの人々では約3人だった。

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