米テキサス州の病院、ワクチン拒否の職員153人が解雇や退職

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ヒューストン・メソジスト病院が新型コロナのワクチン接種を義務付けたことに対し職員が裁判を起こしていた/Yi-Chin Lee/AP/FILE

ヒューストン・メソジスト病院が新型コロナのワクチン接種を義務付けたことに対し職員が裁判を起こしていた/Yi-Chin Lee/AP/FILE

(CNN) 米テキサス州のヒューストン・メソジスト病院は22日、150人以上の職員が新型コロナウイルスのワクチン接種を拒んで解雇されたり退職したりしたことを明らかにした。

同病院が雇用条件としてワクチン接種を義務付けたことに対しては、職員100人あまりが不当だと訴えて裁判を起こしたが、今月12日に棄却されていた。

同病院の広報によると、今月8日から2週間の停職期間中に退職したり、22日に解雇されたりした職員は153人。停職期間中にワクチン接種の義務付けに従った職員は職場に復帰した。

同病院は3月31日、米国の大手医療機関として初めてワクチン接種を義務付けると発表、管理職から接種を開始していた。

原告として訴訟に加わった100人あまりの職員は、ワクチンについて「実験的で危険」だと主張、接種拒否を理由とする解雇は不当だと訴えていた。

これに対して病院側は、原告の主張は事実と異なるなどと反論していた。

米国で使われている3種類のワクチンは、米食品医薬品局(FDA)が緊急使用を認めているが、まだ完全な承認は受けていない。

ヒューストン・メソジスト病院は先に、職員2万4947人がワクチン接種を済ませたと説明、接種に応じないことを理由に停職処分となった職員は200人に満たないとしていた。

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