米ダウ725ドル安、今年最大の下げ幅 デルタ株に警戒感

ニューヨーク市のラガーディア空港=7月2日/Spencer Platt/Getty Images

ニューヨーク市のラガーディア空港=7月2日/Spencer Platt/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 19日の米株式市場でダウ工業株平均が725ドル81セント(2.1%)下落し、今年最大の下げ幅となった。新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)が世界中に広がって感染者が増加している状況に、投資家は警戒感を強めている。

S&P500は1.6%安で取引を終え、ナスダックは1.1%安だった。

ダウの下げ幅は昨年10月後半に943ドル安を記録して以来、最悪の水準となった。ただ、優良企業の市場バロメーターであるダウは2020年初め以降、新型コロナへの懸念からさらに大きな下げを何度か記録している。

ダウは昨年、1000ドル以上の下げを6回記録しており、そのうち5回は米国で新型コロナ禍が始まった3月に起きていた。

今回投資家が懸念したのは、デルタ株が米経済の回復を脅かす可能性だ。経済再開から最も恩恵を受けるとみられていた業界の銘柄が最大の打撃を受けている。

アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空の株価はいずれも約4~5%下落した。クルーズ船運航会社のカーニバルやロイヤルカリビアン、ノルウェージャンも4~6%下落した。

エネルギー株も石油価格が3%以上下がったのを受けて急落し、シェブロンとエクソンモービルはともに8%安となった。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国でつくる「OPECプラス」は先週末に増産で合意しており、供給量を押し上げ原油価格を引き下げる可能性がある。

長期金利も引き続き低下した。これは債券投資家がインフレ懸念の高まりよりも、デルタ株による景気減速にはるかに大きな懸念を抱いていることを示す。

10年物米国債の利回りは今年2月以来初めて、1.2%を割り込んだ。

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