米FDA諮問委、J&Jワクチンの緊急使用許可を勧告 接種1回

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米FDAの諮問委員会がJ&J製ワクチンの緊急使用許可を勧告した/Emmanuel Croset/AFP/Getty Images

米FDAの諮問委員会がJ&J製ワクチンの緊急使用許可を勧告した/Emmanuel Croset/AFP/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)のワクチン諮問委員会は26日、製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した新型コロナウイルスについて、緊急使用を許可するよう勧告した。

FDAのワクチン・関連生物製剤諮問委員会(VRBPAC)は全会一致で18歳以上に対する緊急使用許可を勧告した。

FDAのジャネット・ウッドコック長官代行とワクチン関連部門トップのピーター・マークス氏によると、近く緊急使用許可が下りる見通し。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは米国内での使用が許可される3つ目のワクチンとなる。1回の接種で済むワクチンの許可は初めてで、通常の冷蔵庫で保管できることから、成分が壊れやすく2回の接種が必要な米ファイザー・独ビオンテック製や米モデルナ製に比べて配布が簡単になりそうだ。

今回のワクチンは米国や南アフリカ、中米の4万4000人以上を対象に後期臨床試験(治験)が行われた。その結果、中程度から重度の症状に対する予防効果は全体で66%であることが判明。米国ではこの予防効果は72%、重症者に限った予防効果は85%だった。治験中に死亡した接種者はいない。

米保健当局高官は、新型コロナウイルス禍を封じ込めるにはワクチン接種が最善の方策だと指摘する。米国の感染者は2800万人、死者は50万人以上に上っている。

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