旅客機の乗客1万900人、機内で新型コロナ感染の可能性 米CDC

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旅客機の乗客1万900人が飛沫感染が起き得る約1.8メートルの距離内にいる状況に直面していたことがわかった/Spencer Platt/Getty Images

旅客機の乗客1万900人が飛沫感染が起き得る約1.8メートルの距離内にいる状況に直面していたことがわかった/Spencer Platt/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は24日までに、今年の年初以降、民間航空の旅客機便の乗客数千人が機内で新型コロナウイルスにさらされた可能性があるとの見方を示した。

CNNに寄せた電子メールでの声明で、CDCは今年1月から8月の間、感染した可能性がある乗客がいた旅客便が計1600便あったことを認識していると指摘。潜在的に乗客の計1万900人が飛沫(ひまつ)感染が起き得る6フィート(約1.8メートル)の距離内にいる状況に直面したとも述べた。

これら1万900人の機内での密接な接触の事例は関係する公衆衛生当局に連絡したともした。

CDCは機内での接触が判明した人々の間で感染が起きたとの報告は入手していたとも説明。ただ、このデータは接触に関する情報が限られた上、感染をうつす旅行客の届け出が遅れ、検査や接触後の結果に関する情報も不十分だったとも述べた。

米航空業界は現在、空の旅は安全との主張を強めている。米国内での航空需要は昨年と比べ約30%の水準にとどまっている。

ペンス米副大統領は今年6月、航空会社に対し感染者との接触を追跡するアプリ導入を呼びかけたが、具体的な決定事項はこれまで発表されていない。

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