米小売店、人員確保へ賃上げやボーナス支給の動き広がる

米小売店が感染拡大の中で営業に携わる従業員向けに賃上げなどの対策を講じている/Mandel Ngan/AFP/Getty Image

米小売店が感染拡大の中で営業に携わる従業員向けに賃上げなどの対策を講じている/Mandel Ngan/AFP/Getty Image

ニューヨーク(CNN Business) 新型コロナウイルスの感染が広がるなか、米国の小売り各社で、レジ係や倉庫係に対する賃上げやボーナス支給の動きが出ている。

新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで雇用を確保し労働者に報いるために行われている賃上げは一時的なものだ。しかし、専門家からは、米国の一部の低賃金労働者に対する給与の改善につながる可能性があると期待する声も出ている。

小売り大手ウォルマートは正社員とパートタイムに対して計5億5000万ドルのボーナスを現金で支給するほか、5月下旬の戦没将兵追悼記念日まで配送センターの従業員の時給を2ドル引き上げる。ネット通販大手アマゾンは時間給労働者の最低賃金を一時的に15ドルから17ドルにするほか、倉庫作業員の残業代も引き上げる。小売り大手ターゲットは時間給労働者の最低賃金を17ドルに引き上げるほか、チームリーダーにボーナスを支給する。ドラッグストア大手CVSは時間給労働者や店長、薬剤師に最大500ドルのボーナスを支給する。

これほど多くの企業が賃上げやボーナス支給を行ったのは2017年後半にトランプ大統領が法人税引き下げの法案に署名して以来だ。

新型コロナウイルスの感染が広がる危機的な状況で営業を続ける食料品店や小売店は、従業員が職場に出てきて滞りなく営業を続けられるよう、従業員に対する新たなインセンティブ(動機付け)を提供しようとしている。

専門家からは、こうした一時的な賃上げを永続させるよう求める企業への圧力が高まるのではないかとの見方も出ている。

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