カナダに豪邸所有の中国実業家夫人、「空き家税」めぐり提訴

カナダに所有する豪邸に課された「空き家税」を不当として中国人女性が訴訟を起こした/Education Images/Universal Images Group via Getty Images

カナダに所有する豪邸に課された「空き家税」を不当として中国人女性が訴訟を起こした/Education Images/Universal Images Group via Getty Images

(CNN) カナダ南西部ブリティッシュコロンビア州の都市バンクーバーに豪邸を所有している中国人実業家の夫人がこのほど、市当局が空き家にかけている税金を不当に課せられたとして訴えを起こした。

市当局を相手取って提訴しているのは、バンクーバー市内の通称「億万長者通り」に建つ時価2680万カナダドル(約22億円)の邸宅のオーナー、何意菊さん。

何さんの夫は、中国の実業家で全国人民代表大会代表(国会議員に相当)でもある鄭堅江さんだ。一家は資産家として知られ、米経済誌フォーブスによると昨年10月時点の資産は9億2500万ドル(約1005億円)に上っていた。

バンクーバーは2016年から、空き家に対して地価の1%分の税金を課している。何さんは15年に同市の邸宅を購入したが、市当局は昨年、この物件に空き家税を適用する判断を下した。

これに対して何さんは、邸宅は空き家ではなく、市当局から改修工事の許可が下りるのを待っている状態だと主張。課税は不当だとして、州高裁に異議を申し立てた。

同市が空き家税を導入した背景には、外国人の不動産投資が住宅価格を高騰させている現状がある。一部ではこの10年で価格が2倍に跳ね上がった。

カナダには最近まで、外国人が多額の投資と引き換えに永住権を取得できる制度があった。これによりバンクーバーにも多くの中国人富裕層が移住し、16年の国勢調査では住民の2割近くを中国系が占めた。

昨年末に同市で逮捕された中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)も、市内で時価560万カナダドルと1630万カナダドルの邸宅を購入していた。

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