サウスウェスト航空、事故機乗客の一部に53万円分の小切手提供

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事故機はエンジンが破損し窓ガラスを破壊、乗客1人が死亡する事態となった

事故機はエンジンが破損し窓ガラスを破壊、乗客1人が死亡する事態となった

(CNN) 米サウスウェスト航空1380便が飛行中にエンジンの破損を起こし、フィラデルフィアに緊急着陸した件で、乗客の一部が5000ドル(約53万円)分の小切手を受け取っていたことが21日までに分かった。

ニューヨーク発ダラス行きの同便は17日、離陸後20分ほど経過した時点でエンジンが破損。破片で窓が吹き飛び、乗客の女性が機体から吸い出されそうになった。他の乗客は女性を客室内に引き戻したものの、女性は緊急着陸後に病院で死亡した。

サウスウェスト航空から小切手同封の手紙を受け取ったことを明らかにしているのは少なくとも3人。そのうちの1人の男性によれば、同航空は「真摯(しんし)なお詫び」を伝える手紙とともに、小切手を同封してきたという。

手紙では男性に対し、「大切なお客様であり、旅行の際の信頼できる航空会社として信頼を回復する機会を与えていただけたら幸いです」と述べた上で、「こうした思いから、当面の金銭的なニーズを補填する5000ドル分の小切手をお送りします」と説明。金銭のほかに1000ドル相当の旅行の割引券を提供するとの記述もあったという。

CNNの交通アナリストによれば、航空会社が本件のような場合に乗客に金銭を支払うのは珍しいことではない。対象者はカウンセリングなどの助けを必要とする人だという。

CNNはサウスウェスト航空にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

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