米調査「経済、仕組まれている」7割が回答 格差社会を反映

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格差拡大への対応は大統領選でも重要な争点の1つとなっている

格差拡大への対応は大統領選でも重要な争点の1つとなっている

米国の平均的な中間層世帯の年収は現在、5万4000ドル(約560万円)足らず。インフレ調整後の数字では1996年から全く増えていない。そのうえ2008年の金融危機で多くの人が職や家を失った。今仕事に就いている人々も、家計が破綻(はたん)する一歩手前だと訴える。

貧富の格差は拡大する一方だ。上級中流層が勢いを増したことにより、中間層自体は縮小している。

トランプ氏とクリントン氏は、労働者らを支援するための解決策をめぐって激しく争っている。クリントン氏はトランプ氏を「不公平な体制を仕組んでいる張本人」と批判。これに対してトランプ氏は、中間層が割を食ってきたこの20年間、ずっとワシントンにいたのがクリントン氏だと反撃する。

トランプ氏は中国やメキシコから雇用を奪い返すべきだと主張するが、結果として物価がさらに上昇し、労働者が打撃を受ける可能性も指摘されている。対するクリントン氏は、最低賃金の引き上げをはじめとしたセーフティーネットの強化を提案している。

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