世界最大級の航空機「エアランダー10」 本格運用へ飛翔

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その形状から「空飛ぶおしり」と呼ぶ人も

その形状から「空飛ぶおしり」と呼ぶ人も

その後は防衛費の削減に伴って運航が停止されていたが、今回、クラウドソーシングの資金調達で復活。軍用に使う目的で英政府も出資した。

プロジェクト責任者のニック・オールマン氏は同機について、航空業界を一変させる可能性を秘めていると説明、「コストは安くなり、環境に優しくなり、今は行けない場所にも行き来できるようになる」と期待を語る。

同機の操縦は2012年以来になるというテスト操縦士のデービッド・バーンズ氏は、「フライトデッキには大きな窓があり、比較的低い高度を飛行するという同機の性質上、素晴らしい眺めが広がる」と話す。

飛行船は1930年代に相次いだ爆発や墜落事故で大勢の死者を出した過去もある。しかしそうした事故を教訓に、可燃性の水素に代わって不活性ガスのヘリウムが使われるようになり、爆発や発火の危険はなくなったという。

エアランダー10が成功すれば、次は積載容量を5倍に高めたさらに大きな後継機「エアランダー50」の構想も進んでいる。

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