英国に新発想のフィットネス・ジム 運動と発電の一石二鳥

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(CNN) 日頃「エクササイズはエネルギーの無駄」と考えている人も、イングランド東部の都市キングストン・アポン・ハルに最近登場したフィットネス・ジムを見れば気が変わるかもしれない。トレーニングマシンを使って運動すればするほど、電力が生まれる仕組みになっている。

ハル市内の公園に立つ新しいジムは、英国内に350カ所以上の施設を展開するグレート・アウトドア・ジム社が開設した。同社の施設はどこも地元自治体の予算で運営され、住民は無料で利用できるが、発電型の施設はここが初めてだ。

同社幹部のジョージー・ディレイニー氏によると、これまでの発電量は40キロワット時に上る。「人口約5000人の町の消費電力を賄えるだけの発電量が目標だ」「1日に1キロワット時の発電は十分に可能。同じタイプのジムを各地に建設すれば、合計で相当な量のエネルギーが生み出せる」と、同氏は話す。

現時点では施設内の照明を賄う程度だが、将来は余剰電力を売却し、電気料金を抑えることもできるようになる。ディレイニー氏は「欧米人は食事の面でも電力の面でもエネルギーを無駄遣いしている。このような施設を通し、住民がその埋め合わせをするための手段を自治体やコミュニティーに提供するのが、わが社の目的だ」と力を込める。

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