「オフィス犬」で仕事のストレス軽減? 癒しの存在で士気向上

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米セントラル・ミシガン大学では2010年、犬の存在がチームワークに及ぼす影響を調べる2つの実験が行われた。

1つの実験では、グループの中で考えを出し合い、どれが一番かを決める作業を、犬がいる部屋といない部屋に分けて実施した。その結果、犬のいる部屋で作業したグループは、メンバー同士の信頼感や一体感が高まっていることが分かった。

もう1つの実験では、メンバーを「囚人」に見立てて「共犯者」を裏切るかどうかを試すゲームを行い、裏切りの確率は犬のいる部屋の方が3割も低かった。

ペットの世話代行の業界団体、ペットシッターズ・インターナショナルは、犬連れ出勤の導入を検討している企業に向けて注意点を挙げている。事務所の貸し主や保険会社にあらかじめ話しておくこと、犬が好きでない従業員のために「禁犬」区域を設けること、犬は予防接種やトイレのしつけを済ませてあること、会議の場に入らせる場合は静かにさせておき、出席者のじゃまをさせないこと――。

だがバーカー教授に言わせれば、会議に同僚より犬を呼びたいこともある。「犬はこちらを批判したりしないし、だれも話を聞いてくれない時も犬だけは耳を傾けてくれるから」だという。

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