ガザ北部、1000人死亡か 激しい攻撃22日間続く
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛隊によると、イスラエルが今月初めにガザ北部への大規模な軍事侵攻を開始して以降、1000人以上が死亡した。
民間防衛隊の報道官、マフムード・バサル氏はジャバリヤ、ベイトラヒヤ、ベイトハヌンなどの地域でイスラエルによる激しい爆撃が22日間続いており、イスラエル軍が同地域への民間防衛隊や医療スタッフの立ち入りも妨げていると述べた。
「ガザ北部で爆撃を受けた人々は、医療支援も受けられず、医療サービスを提供してくれる人も見つからないだろう」「したがって、私たちは困難で悲劇的な状況に直面している」(バサル氏)
確認された1000人以上の死亡に加え、多くの人ががれきの下や路上に横たわっているという。
バサル氏は、ガザ北部の悲劇的で悲惨な現実を踏まえ、国際機関に対し、大量殺りくと直接の爆撃にさらされている住民を支援するための人道的および奉仕的役割を果たすよう引き続き訴えると述べた。
また、赤十字などの組織に対しては、病院だけでなく民間防衛隊や医療チーム、病院がガザ北部で人道的任務を遂行できるよう介入することを求めるという。
「そうでなければ、私たちはガザ北部の自宅にとどまる10万人以上の市民の命に対する深刻な脅威に直面することになる」(バサル氏)