イスラエル首相、イランの防衛能力に「激しい損傷」 報復攻撃に初言及
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は27日、同国が最近イランに対して行った攻撃に言及し、イランの防衛能力に激しい損傷を与えたと述べた。標的など詳細については明らかにしなかった。
ネタニヤフ氏は、今月初めにあったイランによる大規模なミサイル攻撃に対して報復を言明していたが、報復攻撃について言及したのは今回が初めて。
ネタニヤフ氏は、約束通り、26日早朝、イランの防衛能力とミサイル製造能力に深刻な損傷を与えたと述べた。
ネタニヤフ氏は、イランへの攻撃をめぐる緊密な連携と支援について米国に謝意を示し、攻撃では「全ての目標を達成した」と述べた。
バイデン米政権の当局者は、米国はイランへの攻撃について直接の関与はしていないが、イスラエルとは緊密に協議を行っていたと明らかにした。
イラン側は、イスラエルが26日午前に全国の軍事施設に攻撃を行い、一部の地域で「限定的な被害」が出たと発表した。
イラン国営メディアによれば、イスラエルはテヘラン、イラム、フゼスタンの3州にある軍事施設の一部を攻撃したが、イランの統合された防空システムにより迎撃されたという。