イスラエル国会、アルジャジーラ閉鎖の法案可決

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ネタニヤフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、アルジャジーラの活動を停止させると表明した/Sean Gallup/Getty Images

ネタニヤフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、アルジャジーラの活動を停止させると表明した/Sean Gallup/Getty Images

(CNN) イスラエル国会で1日、国内で中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」の活動停止を可能にする法案が可決された。

法案は、国家安全保障上の脅威とみなされた外国放送局の閉鎖を命じる権限を、首相と通信相に与える内容。

ネタニヤフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、法に基づいてただちに行動を起こし、アルジャジーラの活動を停止させると表明した。

これに対して米国務省の報道官は同日、アルジャジーラを含む自由な報道機関の活動を支持するとの姿勢を、イスラエルに引き続き明示していくと表明した。

ネタニヤフ氏は、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃に、アルジャジーラが関与したと主張してきた。

アルジャジーラ側は1日、イスラエルの閉鎖決定を非難する声明を発表。ネタニヤフ氏は主張を裏付ける正当な証拠を提示できていないと指摘し、同氏の「扇動的な中傷」は同社の評価だけでなく、世界各地の従業員の安全と権利を危険にさらすと訴えた。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)イスラエル・パレスチナ支部のシャキル代表は、イスラエルによるアルジャジーラ閉鎖を「憂慮すべきエスカレーション」と位置付けた。

米NGO「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)はイスラエルに対してアルジャジーラのエルサレム支局を閉鎖しないよう求め、新法に「深い懸念」を表明した。

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