ローマ教皇、復活祭の礼拝でガザ停戦を呼び掛け

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ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(画像中央)は31日、バチカンのサンピエトロ広場で復活祭の礼拝を執り行い、ガザ停戦を呼び掛けた/Yara Nardi/Reuters

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(画像中央)は31日、バチカンのサンピエトロ広場で復活祭の礼拝を執り行い、ガザ停戦を呼び掛けた/Yara Nardi/Reuters

(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は31日、バチカンのサンピエトロ広場で復活祭の礼拝を執り行い、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦を呼び掛けるメッセージを発表した。

フランシスコ教皇は、広場に集まった数万人の信者を前にしたスピーチで欧州と中東の紛争に言及し、戦争は「愚かなこと」だと訴えた。

教皇は最近、健康上の問題で公の行事への出席を控えることも多いが、本人は生前退位の可能性を否定し、足が衰えても頭脳で教会を率いると表明している。

29日には体調維持のためとして、復活祭前の「聖金曜日」に執り行う儀式を直前に見送っていたが、31日は元気そうな笑顔で信者らに手を振る姿がみられた。

この日のスピーチではイスラエルとハマスの即時停戦とともに、パレスチナ自治区ガザ地区に人道物資を確実に供給し、人質を迅速に解放するよう求めた。

ウクライナ情勢をめぐっては、ロシアとウクライナの双方に捕虜全員の交換を促し、強まりつつある「戦争の風」が欧州や地中海に達することを許してはならないと訴えた。

さらに食料不安や気候変動の影響に苦しむ人々の救済や、人身売買の撲滅を呼び掛けた。

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