ガザ北部の子どもたち、2歳未満の3人に1人が栄養失調 ユニセフ

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食料の配給を待つパレスチナの子どもら=13日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Salem/Reuters

食料の配給を待つパレスチナの子どもら=13日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Salem/Reuters

(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は17日までに、パレスチナ自治区ガザ地区北部にいる子どもたちの急性の栄養失調の発生率がわずか1カ月の間に倍増する危機に直面していると報告した。

現段階では2歳未満の子ども3人に1人が栄養失調に襲われているとした。ユニセフとその協力組織などが今年2月に実施した、必要な栄養素などが不足している状態に関する調査で得たデータに基づく。

この調査結果によると、栄養失調の症状の中で最も危険とされる体の深刻な衰弱は避難施設や医療関連施設にいる子どもの4.5%にみられた。手当てを施さなければ命を落とすリスクが大幅に高まると警告した。

ユニセフのラッセル事務局長は15日の報告に伴い、ガザの子どもたちが直面しているこの壊滅的な栄養失調の危機が進む速さは衝撃的と主張。絶望的に必要とされている支援物資がほんの数マイル離れた所で準備されていることを考えればなおさらだと続けた。

ユニセフによると、栄養失調や脱水症状で死亡した子どもはここ数週間で少なくとも23人に達する。

ガザの保健省は、戦闘が勃発した昨年10月7日以降に死亡した子どもたちは1万3450人と報告している。

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