停戦枠組み イスラエルは原則同意、ハマスの回答待ち 米高官

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米政権が提案している6週間の停戦の枠組みについて、イスラム組織ハマスからの回答を待っている状況であることがわかった/Mahmoud Essa/AP

米政権が提案している6週間の停戦の枠組みについて、イスラム組織ハマスからの回答を待っている状況であることがわかった/Mahmoud Essa/AP

(CNN) バイデン米政権がイスラエルとイスラム組織ハマスに提案している6週間の停戦枠組みについて、米高官は2日、イスラエル側がほぼ受け入れ、ハマスの回答を待っている状態だと述べた。

米国は6週間の戦闘休止に合わせ、ガザで拘束されている人質のうち女性や高齢者、負傷者ら最も脆弱(ぜいじゃく)とされるグループの解放と、支援物資の搬入を提案している。

同高官によると、ハマス側との交渉では、解放される人質の範囲が争点となっている。

ガザ市では2月29日、支援物資を求めて集まった市民100人以上が死亡する惨事が起きたが、米当局者らは1日、今月10日から始まるイスラム教のラマダン(断食月)までの停戦成立に向けて、交渉は引き続き進んでいるとの見方を示した。

バイデン大統領も1日午後、改めて即時停戦を呼び掛けていた。

事情に詳しい関係者2人が2日に語ったところによると、この後エジプトの首都カイロでの交渉が予定されている。外交筋によれば米国とイスラエル、エジプト、ハマスの交渉担当者が出席する見通し。カタールが参加するかどうかは明らかでない。

またホワイトハウス当局者は2日、ハリス米副大統領が4日にイスラエル戦時内閣のガンツ前国防相と会談し、人質解放交渉の成立と支援物資の搬入を急ぐ必要があることを強調する見通しだと述べた。ガンツ氏とサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の会談も予定されている。

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