パキスタンの主要2党、連立政権樹立を正式に発表

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ナワズ・シャリフ元首相の選挙ポスター/Betsy Joles/Bloomberg/Getty Images

ナワズ・シャリフ元首相の選挙ポスター/Betsy Joles/Bloomberg/Getty Images

イスラマバード(CNN) パキスタンの主要政党、「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」と「パキスタン人民党(PPP)」が20日深夜、連立政権の樹立を正式に発表した。

発表によると、首相にはPML―Nを率いるシャバズ・シャリフ元首相、大統領にはPPPのザルダリ元大統領が就任する。

シャリフ氏は記者会見で、国家の発展と前進に向けて協力すると表明した。

8日の総選挙では、収監中のカーン元首相が率いる「パキスタン正義運動(PTI)」系の無所属候補らが最多議席を獲得したが、どの党も単独では組閣に必要な過半数に届かなかった。

PML―NとPPPが連立を発表した直後、PTIはX(旧ツイッター)への投稿で、両党が有権者の信任を盗み、国家を略奪しようとしているが、そうはさせないと主張した。

PTIは今回の選挙で、候補者の所属を示す党のマークが投票用紙に記載されず、政見放送も禁止されるなど、選挙運動から事実上締め出され、メンバーが無所属での立候補に切り替えた経緯がある。カーン氏は先週、獄中から選挙の不正を訴える声明を出していた。

シャリフ氏は、首相を3期務めたナワズ・シャリフ氏の弟。カーン氏が議会の不信任決議で政権を追われた後、2022年4月から首相として政権を率いた。

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