フランス新首相に34歳のアタル氏 同国最年少、同性愛公表

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フランスの新首相に任命されたガブリエル・アタル氏/Ludovic Marin/AFP/Getty Images/File

フランスの新首相に任命されたガブリエル・アタル氏/Ludovic Marin/AFP/Getty Images/File

パリ(CNN) フランス大統領府は9日、マクロン大統領が8日に辞任したボルヌ首相の後任としてガブリエル・アタル教育相(34)を新首相に任命したと発表した。マクロン政権は人気が低迷しており、知名度の高いアタル氏の起用でテコ入れを図るとみられる。

アタル氏は同国の首相としては最年少で、同性愛を公表している初の首相となる。調査によると、同氏はマクロン政権で好感度の高い議員の1人。

アタル氏はマクロン氏のルネサンス党の新星で、昨年7月に教育相に就任。在任中、議論を巻き起こした、イスラム教徒の女性が全身を覆う衣装「アバヤ」の公立学校での着用禁止を制定したほか、学校でのいじめ問題の啓発に取り組んだ。

その前には、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)時に政府の報道官を務め、名を広く知られるようになった。以降、スピード出世を果たした。首相としてアタル氏は組閣に取り組むことになる。

ボルヌ氏は、マクロン氏が大統領選で再選された直後の2022年5月に首相に指名され、30年ぶりの女性首相となった。1年8カ月の在任期間中、年金改革などに取り組んだ。

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