爬虫類の密輸組織摘発、1.2億円相当のトカゲ押収 オーストラリア

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豪州で爬虫類の密輸組織が摘発され、トカゲ257匹などが押収された /Handout/NSW Police

豪州で爬虫類の密輸組織が摘発され、トカゲ257匹などが押収された /Handout/NSW Police

(CNN) オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州警察は8日、約120万オーストラリアドル(約1億2000万円)相当のトカゲ類や爬虫(はちゅう)類を香港へ輸出しようとしていた密売組織を摘発したと発表した。

発表によると、捜査の一環として31~59歳の男3人と41歳の女3人をシドニーで逮捕した。4人とも1月に出廷が予定されている。

捜査が始まったのは2023年9月、生きたトカゲ59匹の入った容器9個が香港へ輸送される途中で阻止されたことがきっかけだった。

警察は、4人が生きたトカゲや野生の爬虫類を捕獲して香港へ輸出し、利益を稼ぐ狙いだったとみている。トカゲなどは劣悪な環境で小さな容器に詰め込まれていた。

捜査の結果、梱包容器や4人が使っていた住宅から合計でトカゲ257匹とヘビ3匹が見つかった。それぞれ動物園や保護施設で獣医師の検査を受けた後、野生に戻す予定。

1匹当たりの値段は5000オーストラリアドル前後と推定され、総額およそ128万5000オーストラリアドルに相当する。

中国本土への玄関口としてにぎわう香港は、以前から野生生物の違法取引の拠点と考えられていた。

世界自然保護基金(WWF)香港支部によれば、香港ではエキゾチックペットの人気が高まり、希少種のカメやヘビ、トカゲ、オウム、フクロモモンガ、サソリなどがペットとして取引されている。

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