音楽祭襲撃、当初推定を上回る360人超が死亡か イスラエルメディア

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ハマス戦闘員の映像、イスラエル軍から提供

(CNN) 10月7日にイスラエル南部境界付近の音楽祭で発生したイスラム組織ハマスによる襲撃事件で、イスラエル警察は死者数が少なくとも364人に上ると見ていることが分かった。イスラエルメディアが伝えた。

これまで、当局者は死者数を270人と見積もっていた。

イスラエルの「チャンネル12ニュース」は音楽祭襲撃に関する初の警察報告書の写しを入手したと報じ、調査結果の一部を17日夜のニュース番組で示した。報告書の写しそのものは映さなかった。

死者のうち17人は警官。音楽祭の参加者40人が拉致され、パレスチナ自治区ガザ地区に連れて行かれたという。

この音楽祭は10月7日に最多の犠牲者を出した場所だが、警察は拘束した戦闘員を尋問した結果、襲撃開始時点ではハマスは音楽祭について何も知らなかったとの見方に至った。

チャンネル12ニュースが報告書の内容として伝えたところによると、最初の通報を受けたのは午前6時22分。ただ、最初に対応した要員は事件の規模を把握していなかった。当初の情報では、ガザ地区からフェンスを越えたテロリストは数十人程度と示唆されていたが、実際の侵入者数は1000人を優に超えていたとみられる。

報告書によると、イスラエルの治安部隊は午後3時半に音楽祭の会場を封鎖した。銃撃開始から9時間あまりが経過した後だった。

音楽祭の死者数が更新されたことで死者の総数に影響が出るかは不明。当局者の発表では、死者の総数は約1200人に上る。

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