イスラエル軍のガザ攻撃続く 中部の空爆で死者44人

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ガザ地区の空に立ち上る煙=31日/Evelyn Hockstein/Reuters

ガザ地区の空に立ち上る煙=31日/Evelyn Hockstein/Reuters

(CNN) イスラエル軍は31日未明までの24時間に、パレスチナ自治区ガザ地区にあるイスラム組織ハマスの拠点約300カ所を攻撃したと発表した。ガザ地区の病院関係者によると、ガザ中部では30日の空爆で44人の死者が報告された。

現地のCNN取材班は、ガザ北部で多数の大規模な爆発を目撃した。

イスラエル軍の発表によると、標的にはハマスが地下トンネル内に設けた軍事施設も含まれていた。

また、イスラエル軍が31日朝に公開した地上作戦のビデオには、ガザ地区に入った部隊が徒歩と戦車で農村部を進む場面や、被害を受けた都市部とみられる光景が映っている。

軍兵士らは対戦車ミサイルや機関銃による攻撃を受けながら「テロリストたち」を殺害し、空軍にハマス施設などの標的を知らせたという。

一方、ハマスはガザ側からロケット弾による攻撃を続けている。ガザ周辺の数カ所で31日未明にかけ、砲撃を知らせる警報が鳴り響いた。

ガザ中部にある病院の看護部長が31日、現地のジャーナリストに語ったところによると、前夜に中部デイルアルバラの民家1棟がイスラエル軍の空爆を受け、中にいた13人が全員死亡した。死者には子どもたちも含まれている。

看護部長によれば、中部では30日午後にも民家2棟と北部からの避難民を収容する結婚式場が攻撃を受け、31人が死亡した。

同ジャーナリストは31日朝、病院からの報告で、計44人の遺体がテントに安置されていると語った。

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