子どもの足に名前、死亡時の身元確認のため ガザ地区

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(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区では、一部の親が、自分たちや子どもが死亡した際の身元確認のために、子どもの足に名前を書いていることがわかった。CNNのために働いている記者が撮影した動画で明らかになった。

動画はガザ中部にある病院で撮影された。病院のある地区に対しては21日から22日にかけて一晩中、イスラエル軍による空爆が行われた。

動画には死亡した幼児1人と子ども3人が映っており、ふくらはぎにはアラビア語で名前が記されている。4人の遺体は死体安置所とみられる部屋の床に置かれた担架に横たえられており、死体安置所は遺体で満杯となっている。両親も死亡したのかどうかは不明。

記者によれば、こうした方法は過去数日で、より一般的になってきている。ガザにあるいくつかの病院ではイスラエル軍による空爆後、殺到する患者を治療するための十分なスペースがないほか、死体安置所に遺体を収容しきれなくなるなど、混乱した光景が見られた。

動画によれば、患者であふれている病院の一部では22日午前、子どもを含む負傷者が仮設のベッドやマットレスを敷いた廊下で横たわっていた。

動画には、22日午前、担架で次々と患者が運ばれてくる様子も捉えられている。数十人が安全のために建物の外に集まり、一部は悲嘆にくれている様子が映っている。

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