ヒマラヤ氷河湖の決壊で壊滅的被害 死者14人、行方不明者100人超 インド

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突然の豪雨による鉄砲水により水没した建物や車両=5日、インド・シッキム州ランポ/Prakash Adhikari/AP

突然の豪雨による鉄砲水により水没した建物や車両=5日、インド・シッキム州ランポ/Prakash Adhikari/AP

(CNN) インド北部ヒマラヤ山脈のシッキム州で4日に起きた洪水で、少なくとも14人が死亡、陸軍兵士など100人以上が行方不明になっている。被災地では住宅が浸水し、道路や橋が押し流されるなどの被害が広がった。

インド陸軍や災害対策当局の発表によると、シッキム州北部にあるロナック湖が突然の豪雨に見舞われてティスタ川が氾濫(はんらん)、州の水力発電プロジェクトに使われていたダムが押し流された。

鉄砲水が発生した現地では救助活動が続けられている=5日、インド・シッキム州ランポ/Prakash Adhikari/AP
鉄砲水が発生した現地では救助活動が続けられている=5日、インド・シッキム州ランポ/Prakash Adhikari/AP

州政府によると、各地で飲料水の供給施設や下水処理施設にも大きな被害が出ている。

洪水によって車両なども流された/Prakash Adhikari/AP
洪水によって車両なども流された/Prakash Adhikari/AP

州北部で撮影された映像には、川に濁流が押し寄せ、住宅が浸水して泥流にのまれる様子が映っている。捜索隊は掘削機を使って泥に埋まった軍の車両を掘り起こしていた。

現場では捜索救助活動が続けられているが、大雨に阻まれて捜索は難航している。

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