ナゴルノ・カラバフ消滅へ、全行政機関を来年1月で解体

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降伏後1週間でナゴルノ・カラバフの人口の半数以上がアルメニアへ避難した/Astrig Agopian/Getty Images

降伏後1週間でナゴルノ・カラバフの人口の半数以上がアルメニアへ避難した/Astrig Agopian/Getty Images

(CNN) アゼルバイジャンとアルメニアの係争地だったナゴルノ・カラバフがアゼルバイジャンに敗北したことを受け、同地のトップが行政機関の解体令に署名した。ナゴルノ・カラバフは来年1月で消滅する。

アゼルバイジャンの勝利はナゴルノ・カラバフに住むアルメニア系住民の集団脱出を引き起こし、数十年に及んだ紛争は終結した。

シャフラマニャン大統領はナゴルノ・カラバフの全行政機関を来年1月で解体する法令に署名した/National Assembly of Republic of Artsakh/PHOTOLURE/AP/FILE
シャフラマニャン大統領はナゴルノ・カラバフの全行政機関を来年1月で解体する法令に署名した/National Assembly of Republic of Artsakh/PHOTOLURE/AP/FILE

「アルツァフ共和国(ナゴルノ・カラバフ)」のサンベル・シャフラマニャン大統領は、全ての行政機関や団体を2024年1月1日に解体する大統領令に署名した。「ナゴルノ・カラバフ(アルツァフ)共和国は存在を終える」としている。同共和国は国際社会では承認されていなかった。

アゼルバイジャンは先週、約24時間の攻撃を経てナゴルノ・カラバフの奪還を宣言した。ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの領土内にありながら、事実上の独自政府を樹立して何十年もの間自治を続けていた。

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