ロシア、職業訓練学校でドローン操作の授業開始へ

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(CNN) ロシアのクラフツォフ教育相は19日までに、同国の職業訓練学校でドローン(無人機)の操縦を教える授業を開始する計画を明らかにした。

国営タス通信によると、首都モスクワで開かれた会合での演説で表明した。職業訓練の中等教育機関や学習センターに導入するとし、離陸時の重量が30キロ以下のドローンが対象になるとした。

この授業の開始時期には触れなかった。

ロシアのドローンに関しては米情報機関当局者が先月、イランの助力を得て国内で製造工場を建設していると警告。米国防情報局(DIA)は7月の会見で、この工場が完成すれば、イランからこれまで引き取ってきた分より多い規模でドローンの新たな備蓄が可能になると分析していた。

工場の建設はおそらく、来年初期までには終了する見通しとし、送り出すドローンはウクライナでの戦争に相当な影響を及ぼすとも読み解いていた。

米政府は今年4月、モスクワから東方へ約966キロ離れたアラブガ特別経済区内のドローン製造工場の建設用地とみられる場所の衛星画像を公表。DIAのアナリストらは、イランは工場建設を支援するため装備品をロシアへ定期的に輸送しているとも指摘していた。

イランがこれまでロシアに提供したドローン「シャヘド」の131、136両型機と「モハジェル」は400機を超える。ロシアはこれらドローンの備蓄分をほぼ使い切ったともみている。

ロシアはウクライナの戦場で、ドローンを主に重要なインフラ基盤への攻撃や防空網を広げさせるために使っている。

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