シンガポール機の乱気流事故、22人が脊椎損傷

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シンガポール機が乱気流に遭遇して緊急着陸、死者も

(CNN) シンガポール航空機が飛行中に乱気流に巻き込まれた事故で、負傷した乗客らが運ばれたタイの病院は23日、22人が脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)を損傷して治療を受けていると明らかにした。

サミティベート・シーナカリン病院によると、17人が脊椎などの手術を受けた。6人が頭がい骨など頭部を負傷しているという。

シンガポール機は乗客211人、乗員18人を乗せて英首都ロンドンからシンガポールへ向かっていたが、ミャンマー上空3万7000フィート(約1万1300メートル)で激しい乱気流に遭い、21日午後3時45分、タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港に緊急着陸した。

この事故では、搭乗していた英国人男性(73)が死亡した。

緊急着陸後の機内をとらえた映像や写真では、客室上部の荷物収容部分が壊れ、緊急用の酸素マスクがぶら下がっている。また、ギャレー(調理室)の天井に穴が開き、内部のパーツが飛び出しているなど、乱気流の激しさを物語っている。

この事故による負傷者は71人とされており、55人が今なお入院している。

143人は22日に同航空が手配した便でシンガポールに向かった。

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