東部での戦況「厳しい」 ウクライナ陸軍トップ
(CNN) ウクライナ陸軍トップのシルスキー司令官は17日、ウクライナ東部の戦線で「困難な」状況に直面していることを認めたほか、ロシア軍がバフムート周辺に兵力を再配備して、ウクライナ軍の攻撃を阻止しようとしていると述べた。
シルスキー氏によれば、ロシア軍はバフムート周辺でウクライナ軍の攻撃を阻止するため、空挺(くうてい)部隊を中心に追加の兵力や装備を集中的に再配備している。
シルスキー氏は東部戦線の戦況について「厳しい」との見方を示した。
シルスキー氏は「東部方面の作戦状況は依然として厳しい」と述べた。ロシア軍はクピャンスク方面で攻撃を開始しており、ウクライナ軍の陣地の奥まで進攻しようとしているという。
ウクライナのマリャル国防次官は16日、東部戦線での戦闘が、やや激しさを増しており、双方の陣地が劇的に変化していると述べていた。マリャル氏は「バフムートでは、我々は敵を砲撃し、敵は我々を砲撃している」と語った。