香港警察が5人を逮捕、海外の反体制派を支援した疑い

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警察官に連行される林朗彦(アイバン・ラム)氏=5日、香港/Vernon Yuen/NurPhoto/Getty Images

警察官に連行される林朗彦(アイバン・ラム)氏=5日、香港/Vernon Yuen/NurPhoto/Getty Images

香港(CNN) 香港警察は7日までに、海外の活動家を財政的に支援した疑いで5人を逮捕した。この数日前、同警察は海外に逃れた著名民主活動家8人の逮捕につながる情報に対し、懸賞金をかけると発表していた。

香港警察の国家安全保障部門によると、5日に逮捕された26~28歳の4人には、外国勢力と共謀した疑いがかかっている。外国勢力との共謀は、中国政府が3年前に導入した香港国家安全維持法の下で違反とされている。

6日には、警察が24歳の男性1人を香港国際空港で逮捕した。

5人は反乱を共謀した疑いでも拘束されている。植民地時代に遡(さかのぼ)るこの違法行為について、活動家らは近年警察が盛んにこれを利用し、当局への正当な批判を抑え込んでいると指摘する。

警察は5日に逮捕した4人の氏名を公表していないが、逮捕時の写真には地元の活動家、林朗彦(アイバン・ラム)氏が警官に連行される様子が写っている。法律関係のある情報筋は、同氏が逮捕者の中に含まれているのを確認した。

今回の逮捕に先駆け、警察は香港を脱出した著名民主活動家8人に対し、100万香港ドル(約1800万円)の懸賞金をかけると発表していた。

警察は5日の声明で、同日逮捕した4人について「捜査の結果、複数の事業会社やソーシャルメディアのプラットフォーム、携帯アプリから資金を受け取っていた疑いがあることが判明した。これらの資金は海外に逃亡した人物らを支援し、国家安全保障を危うくする活動を継続させるためのものだった」と述べた。

容疑者らはこの他、ソーシャルメディア上に中国政府と香港政府への憎悪を煽(あお)る内容を繰り返し投稿したともみられている。「香港独立」を唱えていたともされるが、警察は具体的な投稿について明示しなかった。

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