ロシア軍のスロビキン上級大将、ワグネルのVIPメンバーか

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セルゲイ・スロビキン氏/Handout/Russian Defense Ministry Press Service/AP/File

セルゲイ・スロビキン氏/Handout/Russian Defense Ministry Press Service/AP/File

(CNN) ウクライナ侵攻の総司令官を一時務めたロシア軍のスロビキン上級大将は、ロシアの民間軍事会社ワグネルの秘密のVIPメンバーであったことが、独占的にCNNと共有された文書で明らかになった。

調査機関「ドシエセンター」が入手した文書では、スロビキン氏がワグネルの個人登録番号を持っていたことが示されている。同氏は、少なくとも30人のロシア軍や情報当局の高官らとともにリストに掲載されており、ドシエセンターはこうした高官らもワグネルのVIPメンバーだとしている。

スロビキン氏はワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏に反乱をやめるよう訴える動画を公開した6月24日以降、公の場に姿を現しておらず、所在は不明のままだ。

スロビキン氏は叙勲を受けたロシア空軍司令官で、シリア爆撃の冷酷な戦術から「ハルマゲドン大将」との異名を持つようになった。ハルマゲドンは世界の終末を意味する。

ワグネルはCNNの取材に応じなかった。金銭的な恩恵の有無など、VIPメンバーであることがどのような意味を持つのかは不明。

スロビキン氏がワグネルとつながりを持っていることは知られていたが、文書はロシア軍の高官らとワグネルの関係に疑問を投げかけている。

プリゴジン氏が主導した先週末の反乱では、ワグネルの戦闘員は事実上、ロシア軍の抵抗を受けることなくロシア南部ロストフナドヌーを掌握することができた。

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