ANALYSIS

失敗と反乱に悩まされるロシア、これに乗じたいウクライナ

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ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領

キーウ(CNN) ロシアの首都モスクワを揺るがした激動で、ウクライナの前線にも同じような衝撃が走っているのは間違いない。だが26日の段階では、変化はまだ見られなかった。

ウクライナ軍の発表によれば、この週末に南部の前線でやや変化が見られ、東部バフムート周辺ではさらに着々と進展が続いているという。象徴的な意味合いの強いこの街で、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員はこの冬、数千人規模で命を落とした可能性が高い。

ウクライナのマリャル国防次官は26日午前、ウクライナ軍の部隊がドネツク地方のリブノピルを奪還したと発表したが、南部でさらに大きな進展があったことがうかがえる。反乱を起こしたワグネルの部隊がモスクワへ向かうと脅しをかけたことで、24日のモスクワは終始、ロシア崩壊の可能性が色濃くなっていた。だが、今のところロシアは崩壊していない。

おそらくは週末の混乱が原因で、バフムート周辺のロシア軍の配備に乱れが生じている。ワグネルの戦闘員の一部は現地に残っているようだが、ウクライナ軍はすでに前進している。

それとは別にロシア国営メディアでは、3000人のチェチェン人戦闘員が防衛強化のためにモスクワに動員されたと報じられた。激戦地マリンカから少なくとも1部隊が派遣された可能性が高い。チェチェン人戦闘員はたいてい最前線からは離れた場所にいると思われているものの、予備部隊でさえもチェチェン人戦闘員の不在を感じるだろう。

未遂に終わったワグネルの反乱により、ロシア軍の立場にもいくらか変化が見られるのは間違いない。

ワグネルはしばらく前から反乱の準備を進めていたようで、動員された部隊も先週いきなり前線から撤退したというわけではないようだ。傭兵(ようへい)がモスクワに向かうのを見て慌てたロシア軍が援軍を送った可能性がある。

これらはすべてロシアの敵にとっては好機だが、うかつに飛びついてはならない。

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